
馬頭町紙面版[233号]
八溝山地の麓に那珂川と武茂川を有し、豊かな自然に囲まれた馬頭町は、古代から独自の文化を形成し、発展してきました。奈良時代には、産金地として知られ、また江戸時代には水戸藩の所領となり、葉たばこ栽培の推奨、陶土産出の奨励(これは現在でも馬頭町の代表的な名産品として小砂焼が継承されています。)が行われました。
近年は豊かな自然と遺跡に加え、多数の美術館、資料館が建設され観光面でも脚光を浴びています。特に表紙写真の「馬頭町広重美術館」では、江戸時代の著名な浮世絵師、歌川広重の作品を楽しみに、全国から多数の人々が訪れています。人と自然の調和が求められる今、広重の作品にはまさにその原点ともいえる温かみが感じられます。自然と文化が共存している馬頭町には、癒しの空間がたくさん存在しています。
馬頭町広重美術館

平成12年秋のオープン以来、多数の来館者を魅了してきた美術館です。展示されている大半は町に寄贈された「青木コレクション」で、歌川広重の貴重な肉筆画や歌川派の浮世絵、小林清親を中心とした明治版画、川村清雄の作品など常時70点ほど展示されています。
建物は、馬頭の文化と自然の調和にふさわしいゆったりとした平屋で屋根を低くし、屋根と外壁を八溝杉で覆うほか、白河石(芦野石)や烏山和紙など地元産の天然素材をふんだんに利用しています。
江戸時代の浮世絵師、歌川(安藤)広重(1797〜1858)の代表作「東海道五拾三次之内」(大判錦絵55枚揃 天保4年(1833)頃)は、CMやお土産品、はたまたお茶漬けのオマケやマッチ箱のラベルに姿を変えて、現代の私たちにも馴染み深い絵となっています。江戸から京都をむすぶ東海道の風景が、日本橋の賑わいや原の富士、鞠子のとろろ汁など、その土地独自の風俗や名物などを織り込みつつ表情豊かに描かれているのが大きな魅力となっています。
馬頭町広重美術館では、この「東海道五拾三次之内」を平成16年8月5日(木)から9月5日(日)まで、町村合併50周年記念として「江戸の旅 東海道五拾三次展」で一挙公開します。江戸時代の旅を追体験してみたい方、広重芸術の真髄を味わいたい方はぜひ一度おでかけください。
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東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景
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東海道五拾三次之内 庄野 白雨
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| お問い合わせ |
馬頭町広重美術館 馬頭町大字馬頭116-9 TEL.0287-92-1199 URL:http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/ |
| 開館時間 |
9:30〜17:00(入館は16:30まで) |
| 休 館 日 |
毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始 |
| 観 覧 料 |
大人500円(450円)高・大学生300円(270円)小・中学生100円(90円) 65歳以上の方と身障者は半額。( )内は20名以上の団体1人あたり。 ※特別企画展の場合は、別料金になります。 |
| 無料駐車場 |
約90台 |